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生涯現役 95歳のおじぃの超★健康ライフ驚異! 杖なしで歩くおじぃ
沖縄に来て早々に親しくさせていただいたNさんは
95歳(平成19年現在)とご高齢です。
回りの人たちからは、おじぃ、おじぃと親しまれていたので、
ここでもおじぃで登場してもらいます。
勝手に書いてゴメンヨ〜おじぃ。
でもかっこよく書くからね!
まずはおじぃとのなれそめです。
韓日カップルである私たちは、
オーストラリアで暮らしていたこともありましたが、
ビザの都合でオーストラリアにすみ続ける夢は
かなわず、韓国にてそれなりに楽しい日々を
過ごしていました。
ところが、またま沖縄に遊びに行ったときのこと。
ある人から、偶然にも 「沖縄のホテルを経営してほしい」 と頼まれたのです。
私の場合は「沖縄は海が近くていいなあ」というノリで、
夫の場合は「自分のビジネスを立ち上げたい」との野望を抱いて、
夫婦+当時1歳の子どもの3人で、突如、沖縄本島で暮らすことになりました。
ところが、そのホテルは築30年、しかも経営者が何代もかわり、
ホテルの修繕に皆さんお金も時間もかけなかったため、幽霊屋敷のごとくボロボロでした。
その幽霊屋敷の主がおじぃ、失礼! そのボロホテルを愛し、
10年以上も住んでいる古老がおじぃだったのです。
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朝フロントに立っていると、後ろに手を組んだおじぃがエレベーターから降りてゆっくり歩いてきます。
フロント担当が女性の場合は「やあ」と手を挙げて挨拶。というのは冗談いえ半分本当で、おじぃはくったくのない笑顔を見せて、「ゆんたく(おしゃべり)」が始まります。
おじぃは話好きですから、お客さんがロビーにもいないし電話も鳴らないときは、1時間以上、しゃべっていることもあります。
最初は気がつかなかったのですが、話している間、おじぃはずっとフロントの向こうに、何と立っているのです。おじぃは当時92歳。杖もつきません。
ひと通りしゃべると、「エサ買って来るわ」などと言いつつ、またゆっくりと歩み去っていきます。
独身時代、私は通勤で電車のなかで1時間も立っていると、つま先を立ててグリグリ回して運動したり、吊り輪につかまって右足体重移動、左足体重移動とモソモソやっていましたが、おじぃは一切、そういうモソモソ系の動きはしないのです。だから、ついおじぃが立ちっぱなしというのを忘れてしまう。
ほかに知っているご年配の方々とはあまりにも違うので、(実はおじぃタダ者ではないな)と思っていました。
よくよく話を聞いてみると、若かりし頃は裸一貫で上京し、会社を立ち上げ軌道に乗せるや、続々上京する沖縄県人の世話や指導に心をくだいた本物の事業家でした。
今や会社は息子さんに任せて、ふるさとである沖縄で趣味や人づき合いを中心としたリタイア生活を楽しんでいます。
おじぃの趣味は驚くほど幅広いのですが、そのなかのひとつが散歩。「歩く」という生活の基本がそのまま趣味であり、健康法なのでしょう。
天気のよい日は、大抵、近所の金物屋さんのワンちゃんを勝手に連れ出して川沿いを散歩します。勝手に連れ出してもOKというあたりが大らかで楽しい沖縄です。
とはいえホテルのなかにもワンちゃんを入れるので、小心者の私は(ワンちゃんがおしっこをするのでは?)と内心心配しておりましたが・・・。
さて、おじぃはときどき関東の息子さん、娘さん家族に会いに出かけます。
タクシーを自分で呼んでひとりで空港へと向かい、ひとりで飛行機の乗って行ってしまいます。そんなときのおじぃはちゃんと背広にネクタイもしめていて、いつもの気さくなおじぃと違って威厳を感じます。
関東では子どもたちから「一緒に暮らしましょう」とのお声がかかっていると以前、話していましたが、「やっぱり故郷の沖縄がいい」と一人暮らしを選んでいます。
こうした選択ができるのも、ご高齢ながら自立した生活が満喫できるからなのです。